光明寺 佐光慈豊和尚のテレホン法話
お盆行事のいろいろ(平成22年7月号)
- 変化の激しい今の世の中にも、1000年も昔から受け継がれて行われている行事が1つくらいあってもいいと思いますね。
この意味に於いても、お盆の行事は、出来るだけ昔通りに行いたいものです。
先ずお墓の掃除をします。それから、13日までに精霊棚を作ります。なるべく縁側に近い所に精霊棚を結います。
精霊棚は四隅に青竹を立て、ゴザを敷いて、その上に位牌・供え物・灯明・盆花・線香・水などを供え、新盆の家では特に提灯を下げて、仏を迎える準備をします。
その他、家や地方によってはいろいろな飾り方もありますから、よく覚えておいて後世に残してほしいと思います。
飾り付けが終わったら門口で迎火を焚いて先祖の霊を呼びます。
坊さんが精霊棚を拝んで回るのでこれを棚経と云うのです。
16日には精霊送りをしますが、茄子で作った馬は、早くあの世から来るように、胡瓜で作った牛は、ゆっくり帰るようにとの心配り、何とほほえましいではありませんか。
これを蓮か芋の葉に載せて川に流すのですが、今では、門口に送り出すだけでよいでしょう。
盆踊りは先祖を迎えて共に喜ぶ気持ちと、八供養の一つとして行うのです。
打ち上げ花火は大規模な送火の形式で、亡き人の御魂を天界に送り届けるという意味があるのです。
お盆の行事はすべて、おくゆかしいことばかりではありませんか。
南無大師遍照金剛