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2008年3月15日更新

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花まつり(平成19年4月号)

 暖冬の今年、暖かいまま4月の声を聞くようになりました。

 暖冬の影響で、あちらこちらから花の便りを耳にします。

 花と言えば4月8日は花まつりと言ってお釈迦様の誕生を祝う日です。

 各お寺では、花御堂に誕生仏を飾り、甘茶をかけて祝います。

 これはお釈迦様が、お母様のマヤ婦人の右脇からお生まれになり、「天上天下唯我独尊」をお唱えになると、天から甘露の雨が降り注いだという伝説から来ているのです。

 今から2千数百年前、インドの天侯貴族の家に生まれながら何故出家なされたのでしょうか。

 国も宝も捨て、親や妻子も家に残して山奥にこもり、6年間、命をかけて修行せられたのは、「人間は生・老・病・死という四つの苦しみから、どうしたら逃れることが出来るであろうか」とお悩みになったのが動機であります。

 この四つの苦しみの中で病の苦しみや不安に悩む人は、今の世にも大変多いのではないでしょうか。

 また、その病気によって次々と限りなく苦しみが生まれて来るのが、現実の生活問題なのです。

 そこで私達は、如何にしたらこの苦しみや不安から逃れることが出来るであろうかと悩みもがくのであります。

 私どものいのちは一見、有限のように見えても、無限なる宇宙の生命、即ち仏の命の中に生かされているのであります。

 ですから「持って生まれた自分の生命力を最大限に生かし、み仏の命と一体となること」が、病苦から逃れる唯一の途でございます。

 病床にある方も、又幸いに健康な方も、この「いま生かされている生命」を大切にして、明るさと喜びに満ちた毎日を送ってほしいと思います。

南無大師遍照金剛