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2008年3月15日更新

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子供の食生活(平成19年5月号)

 鯉幟が新緑に映えて、風薫る美しい季節となりました。

 大型連休は、ドライブにハイキングに、子供のいる家庭では家庭サービスに忙しいことでしょう。

 五月五日は子供の日、そして児童福祉週間ということなので、将来を託する子供達の幸せについて考えてみましょう。

 豊かさの中の貧困ということが言われて久しくなりますが、今の子供達は、欲しいものは何でも手に入るという生活環境の中で、物に対する有難さを忘れるとともに、欲しいものが手に入らない不平や不満がうっ積しています。

 学校や家庭における暴力行為や、いじめっ子の問題など、豊かさに馴れ切った結果生じているのです。

 もう一つ気がかりなことは、子供の食生活が、あまりにも偏り過ぎてしまったことです。

 インスタントや加工食品、スナック菓子や乳糖飲料等は、子供達の最も好むところで、これらを常食していると、添加物や防腐剤などの薬害のみか、栄養の偏りが顕在化し子供達の正常な発育が著しく阻害されます。

 弱年性高血圧症や糖尿病が多く、高校生が心筋梗塞で死亡した例もあるくらいです。

 殊に、カルシウムの不足は、子供の情緒不安定をもたらし、少しの事にもカッとする原因となります。

 心の正常化は、毎日の食生活から矯して行かなければなりません。

 今は、日本人全体が、美食・飽食のため、肥った豚になってしまって、世界から慊われているのです。

 高野山真言宗では、毎月二十一日を精進の日と定め、せめてこの日だけは、美食・飽食はやめて、一汁一菜の粗食としております。

 わが身の幸せに感謝するとともに、これによって浮いたお金は、アフリカやベトナム等の飢えた子供達に食糧資金として送ってはいかがでしょうか。

南無大師遍照金剛