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2008年3月15日更新

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因縁について(平成20年2月号)

 考えてみますと、私たちは、日常因縁によって生活しているのです。

 因縁の因とは原因で、縁とは原因から結果を生ずるところの諸々の条件なのです。

 たとえば、種を蒔いてそれから芽が出るということを考えてみますと、種は因であり、芽は果ということになります。

 その種には日光が必要であり、適当な温度や水がなくてはなりません。

 このように種から芽を出すには、各種の条件や援助が必要で、縁なしにすぐさま果を希むことは所詮無理な話です。

 ところが、今の社会は、結果だけを見て、そこに至る過程を見ないことがあまりにも多過ぎます。

 仏教では、人は夫々因なるものを持って生まれ、果を導き出す条件。

 即ち縁によって生きていることを教えています。

 結果ばかりを気にして生きているのは、何と無意味なことではありませんか。

 受験生及びそのご家族の皆さん、希望する学校の入学試験に合格することは喜ばしいことですが、それよりも、合格を目ざして真剣に勉強している現在の姿こそ尊いことだと考えて下さい。

 受験勉強という、一生に一度の縁を大事にして、努力精進することを怠らなければ、必ずや合格という、よい結果を生むことになるでしょう。

 がんばって下さい。

南無大師遍照金剛