光明寺 佐光慈豊和尚のテレホン法話
曼荼羅(まんだら)―六波羅密(平成20年3月号)
- 彼岸は仏教の教えでは六波羅密と云って、煩悩の此(し)岸(がん)からさとりの彼岸(ひがん)へ渡る為の努力実践習慣なのであります。
そこで、六つの実践項目をわかりやすくお伝えしましょう。
布施(ふせ)
新聞少年が家ごとに新聞を配るように、わたしたちも人の心に幸せを配ろう。
持戒(じかい)
はきものを揃(そろ)えて脱ごう、揃えてさしあげよう、わが心も人の心もみんなの心も揃う。
忍辱(にんにく)
苦しい日は苦しみの意味を見つけよう、楽しい日は楽しみの由来を学ぼう、苦を避けず、楽しみだけを追わないなら、毎日が好日だ。
精進(しょうじん)
天地(あめつち)の中の、ただ一人の私、永遠(とわ)の流れの、ただ一時のいま、私を精一杯生きよう。
禅定(ぜんじょう)
寒苦に鍛(きた)えた梅は、風雪に耐えてよく香る、温室に育った菊は、淡い霜にも萎(な)えしぼむ、甘えに馴れて生きる者は、己にすらうち克てない。
智恵(ちえ)
怒りと恨みにふるえる時は、鏡を見よう、顔も言葉も整えられる、悲しみと苦しみに戦(おのの)く時は、仏を拝もう、心も身(からだ)も整えられる。
南無大師遍照金剛