はじめに

遍路の心得

各寺院紹介

法話

PHOTOコンテスト

おへんろ広場

お問合せ

サイトマップ

過去の法話

2008年4月1日更新

今月の法話
法話
2008年03月の法話
曼荼羅(まんだら)―六波羅密
2008年02月の法話
因縁について
2008年01月の法話
仏教は習慣
2007年12月の法話
「おまけ」と「おつり」の文化
2007年11月の法話
縁日
2007年10月の法話
三点着陸
2007年09月の法話
お寺のカウンセリング
2007年08月の法話
見えないものへの気付き
2007年07月の法話
老人の心訓
2007年06月の法話
三ツ児の魂百まで
2007年05月の法話
子供の食生活
2007年04月の法話
花まつり
2007年03月の法話
自らを知れ
2007年02月の法話
不偸盗
2007年01月の法話
不殺生
2006年12月の法話
こころの故郷
2006年11月の法話
衆生の恩
2006年10月の法話
四恩について
2006年9月の法話
線香について
2006年8月の法話
水子供養について
2006年7月の法話
お盆について
2006年6月の法話
可哀想な少年
2006年5月の法話
女性のたしなみ
2006年4月の法話
義理と人情

光明寺 佐光慈豊和尚のテレホン法話

念ずれば花開く(平成20年4月号)

 四月の声を聞くと、各地から花の便りが届いて心もなごみます。花と云えば、4月8日は花まつりで、お釈迦様(しゃかさま)がお生まれになった日です。



 ルンビニ園という美しい花園、マヤ夫人の脇腹からお生まれになったお釈迦様は、天と地を指して、天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)とおっしゃいました。すると、空から甘い雨が降り注いだというのです。この日、お寺にはきれいな花御堂(はなみどう)の中の誕生仏(たんじょうぶつ)に甘茶(あまちゃ)をかけてお祭りします。日本の行事の中で、こんなにも美くしく、しかも、しめやかな行事はありませんね。

 お釈迦様の教えの中に、忍辱(にんにく)といって、耐え忍んだり、我慢して待てというのがあります。それは、人間が人間らしくなる為に必要な六波羅密(ろくはらみつ)の修行の一つなのです。

 ある日一人の弟子が、「お釈迦様、真の悟(さと)りについて教えてください」と訊ねますと、お釈迦様は、一輪の花をかざしてにっこりと笑って見せました。この姿が仏の悟りの境地(きょうち)を最もよく現わしているのです。

 長い冬のさむさや、風雪の厳しさをじっと耐えて待っていればこそ、花は美しく咲くのです。蓮の花は汚い泥水の中から、あの美しい花を咲かせるではありませんか。このように、仏教では忍辱の教えを花に譬(たと)えています。仏前に花を供えてお祈りするのは、忙しさに追われて、つい忘れがちな、耐える待つ心をお誓いするためなのです。

 もろもろの菩薩(ぼさつ)たちが持っている花を よくみるがいい 大事なことは何であるかを 花たちは教えてくれるだろう 念ずれば花開く 念ずれば花開く

 これはお釈迦様がお説きになった華厳経(けごんぎょう)の心を現わした、坂村真民さんの詩の一節です。 

南無大師遍照金剛