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光明寺 佐光慈豊和尚のテレホン法話
大黒様の袋(2011年12月号)
- 今年もはや12月となってしまいましたね。
12月の事を昔は「極月」と云って、「越すに越されぬ年の暮れ」で、何とか神仏のお力にすがりたい人が多く、そのために神官や僧侶が走り回ったから「師走」とも云うのだそうです。 この月、各地で恵比寿講が行われるのも、福の神にご登場願い、七難即滅、七福即生を祈る民間信仰なのです。
七福神とは恵比寿(日本)、大黒天、毘沙門、弁財天(インド)、福禄寿、寿老人、布袋和尚(中国)の7人のことで、いずれも福徳長寿の神として足利時代の末頃から始まったと云われます。 光明寺には「一陽来復」と云う中国伝来のお守りがあって、毎年冬至の日から金銀融通・商売繁盛の御利益と、1年間の家内安全、息災延寿をお授けしております。
以前、淡路島八浄寺の住職で岩坪真弘と云われる高野山布教師を招き、「心に豊かさを」という法話を聞く機会を得ました。 師は淡路島にいち早く七福神巡りを開設され、八浄寺では大黒天をお祀りして、毎日大勢の参詣者で賑わっておるそうです。
師のお話を伺って、大黒様が大きな袋を肩にかけ、打出の小槌を持っている理由が分かりました。 袋の中には、現代的に云うと、一に給袋、二に胃袋、三にお袋、四に知恵袋、五に堪忍袋の五つの要素が詰まっており、願う人によって小槌で振り分けて下さるのです。 月給袋からは生活に困らないだけの経済力を、胃袋からは元気で働けるように体力と健康を、お袋からは家庭の愛と平和を、知恵袋からは何事も解決できる智恵の力を、堪忍袋からは誰にも負けない忍耐力と精神力を授けていただけるというのです。
今年も厳しい年でした。七福神のようにいつもにこにこ、この年の瀬を元気で過ごして下さい。
南無大師遍照金剛
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