第一番霊場
高崎観音 慈眼院(じげんいん)
【 高野山真言宗 】
本尊 聖観世音菩薩
真言:おんあろりきゃそわか
御詠歌:かんのんの しろきころもに ふだらくの いのちだいひの かぜぞふきゆく
- 高崎へは東京から上・信越新幹線でわずか60分。JR高崎駅からは5キロ、鳥川を渡り観音山(海抜200メートルの小高い丘陵)を目指すと白衣大観音の尊容が目前にあらわれる。
昭和十一年、高崎氏の実業家・ 井上保三郎の一建立で、像高41メートル、コンクリート造りで、そのころは日本一の大きさであった。
尊像の胎内は九層に分かれ、二十躰の仏像が奉安され、慈眼院のお前立になっている。近年修復工事が施され、慈愛あふれる美しい尊容を拝むことができる。
慈眼院は寛喜年間(1229〜32)鎌倉幕府二代執権の北条義時の三男、重時の創建で、高野山内にあり学問寺であった。
また、本尊の聖観世音は鎌倉由比ヶ浜の海中より漁師によって出現した尊像と伝えられ、昭和十五年、慈眼院は高野山よりここ観音山へ移建し、 昭和六十二年新本堂千躰観音堂が落慶した。
境内には光音堂・馬場一路居士ゆかりの一路堂・心経宝塔等々があり、近年本堂左手前に大師堂が建立された。
関東霊場第一番にふさわしい寺容といえよう。
境内からは眼下に高崎の市街、遠方に上毛三山(妙義・榛名・赤城)を望むことができる。
山内に数千本の桜があり、四月上旬の開花期には全山桜花で観音さんに色を添える。
一方、山頂には「清水の観音さま」で知られる坂上田村麿ゆかりの清水寺がある。
そして山麓の洞窟観音など拝むところも多い。
慈眼院には霊場案内書、納経帖、納経軸など巡拝に必要なすべてのものが用意されている。