第三番霊場
碓氷山 金剛寺(こんごうじ)
【 真言宗豊山派 】
本尊 十一面観世音菩薩
真言:おんまかきゃろにきゃそわか
御詠歌:はなをみて いまはのぞみの こんごうじ にわのちぐさや さかりなるらん
- 平安のころ、霧積山に橘貞兼と妻の賓頭廬姫が隠棲し、平穏な生活をすごしていた。
貞兼は都で北面の警固に当たった名門の出だが思わぬ罪で流され、やがて夫婦の間に男子・定光が出生した。
妻は産後の肥立ちが悪く亡くなり、貞兼も定光が七歳の時病歿した。
その後定光は順調に育ち、源頼光四天王の一人として大江山酒呑童子退治など勇名を馳せて故郷に錦を飾った。
そして碓氷峠で村民や往来の人を悩ませた毒蛇と対決し、十一面観世音のお加護で定光は大鎌をふりまわし大蛇を滅すことができた。
この大鎌を祀ったのが「鎌の明神」、観世音出現の霊地を「大法師の宮」、定光が飛び越えたところが「刎石峠(はねいしとおげ)」と名づけられ、定光はゆかりの観世音と蛇骨を納め碓氷山定光院金剛寺の開基となった。
長元年中(1036)のことで、いまは碓氷峠の手前、山の中腹に仁王門・鐘楼・本堂・大師堂・庫裡があり、伽藍は整備され、境内からは妙義山が近くに迫り絶景。