第十一番霊場
延命山 十輪寺(じゅうりんじ)
【 高野山真言宗 】
本尊 愛染明王・延命地蔵菩薩
真言:おんまからぎゃばぞろしゅにしゃばざらさとばじゃくうんばんこく
御詠歌:みほとけの にったのさとの じぞうそん じひのみひかり ありがたきかな
- 桐生をあとにふたたび渡良瀬川を渡り、七番南光寺の阿佐美から太田方面へ折れ、13キロほどで十輪寺へ。
山門を入ると、コンクリート造り、銅葺朱塗りの本堂がある。
関東霊場の開創にともなって建立された宝形造り、銅葺の二間四面の大師堂もあり霊場寺院として整備されている。
寺の開山は新田政義の弟、僧・覚義と伝え、寺は八幡宮の別当を務め、江戸時代のころは新義真言宗に属していた。
その後災火で堂塔・史料・汁物類を焼失し、わずかに延享二年(1745)僧・栄弁のころの宝篋印塔が往時をしのぶ唯一のものとして残っている。
江戸末期から明治のころは他寺の兼務となったが、昭和五十三年に本堂、同五十四年に庫裡・客殿が建立され寺容が整えられた。
寺人は親切、次の札所への道順も懇切丁寧に教示してくださる。
初めての遍路には身にしみる。ただ合掌するのみ。