第十二番霊場
米珠山 吉祥寺(きちじょうじ)
【 高野山真言宗 】
本尊 不動明王
真言:のうまくさまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん
御詠歌:ちよろずの あくまごうぶく なしたもう いとくはたかし なむふどうそん
- 遍路にとって札所と札所の間が短いのはお大師さんの思いやり、まことに有難い。
十一番十輪寺から吉祥寺まではわずが1.5キロ。
歩いても20分ほど。
平成二年再建の本堂は朱塗りのコンクリート造り。
寺伝によれば鎌倉時代の中期、建治年中(1275〜78)僧・叡範の開山、後に僧・慶勝(1450〜)のころの災火で伽藍と記録類全てを焼失し、安永四年(1775)僧・祐意が再建している。
このころは灌頂を開壇するなどし、道場としての機能は生きており、この後高山彦九郎も本堂で開かれた私塾に通っている。
ご本尊の不動明王は元禄時代(1688〜1704)仏師法橋運良の作。
飛地境内には天明元年(1781)僧・仙龍の創建した観音堂がある。
聖徳太子作と伝える馬頭観世音が奉安されている。
次の十三番教王寺へは2キロあまり。
札所が三ヵ寺まとまっている。