第二十番霊場
多寳山 慈眼寺(じげんじ)
【 真言宗智山派 】
本尊 十一面観世音菩薩
真言:おんまかきゃろにきゃそわか
御詠歌:じげんじや においぞよもに みちみちて のりのはなさく こがねいのみず
- 寺は国道4号線沿いにあり、山門を入ると弘法大師作と伝える千手観世音を奉安する江戸時代の三間四面朱塗りの観音堂がある。
安産子育の観世音として信仰されている。
右手には総欅造り入母屋袴ごし付き棟まで約十一メートルある江戸時代建立の鐘楼堂がある。
広い境内の奥に昭和五十二年再建の入母屋鉄筋コンクリート造り瓦葺の本堂がある。
明治初年の災火で観音堂・鐘楼堂を残し堂宇はすべて焼失している。
本堂右手が庫裡と客殿。
寺伝によれば建久七年(1196)新田義兼の開基で新田一族の祈願所として建立され、ご本尊の十一面観世音は京都の醍醐寺より請来し、厄除の観世音で知られた。
また、弘安十年(1287)高野山の僧・信日書写の(空海御遺告文)が寺宝で伝わり、応永年間(1394〜1427)に醍醐の僧・俊海が中興第一世になり醍醐末として末寺十数ヵ寺を有し、応永三十年(1423)には真言宗の奥義を伝授し学問修行の道場として賑わった。