第二十七番霊場
武茂山 馬頭院(ばとういん)
−十輪寺−
【 真言宗智山派 】
本尊 馬頭観世音菩薩
真言:おんあみりとどはんばうんはったそわか
御詠歌:むもさんの むかしをきけば もののふの ちかいをこめし ばとうかんのん
- 馬頭観音さんの名が地名で、小川から馬頭へは国道293号でわずか5.5キロ。
街中に入ると左手山麓に寺がある。
山門を入れば元文二年(1738)の観音堂(金堂)、左に文政十三年(1830)の本堂・客殿・庫裡と連なり、観音堂裏手に大師堂があり、このほか元和年間(一六一五〜二四)の開山堂、火伏堂などがある。
寺伝によれば建保五年(1217)醍醐寺座主の光宝の開創。
後の正和元年(1312)僧・光範が延命地蔵を本尊とし地蔵院十輪寺を開基し、馬頭観世音を歓請して金堂に奉安し山号を武茂山とした。
武茂城主の兼原好綱は馬頭観音像を信仰し大檀那となって金堂を建立している。
元禄五年(1692)徳川光圀が尋ね、堂宇を修理し本尊を馬頭観世音(胎内に弘法大師と伝える二躰の馬頭観世音像を納める)寺名を馬頭院に、郷の名・武茂を馬頭に改め扁額を奉納し寺に十万石の格式を与え朱印寺にし、光圀は、記念樹に枝垂栗(三度栗−天然記念物−)を植えた。