第二十九番霊場
大悲山 観音寺(かんのんじ)
−芳賀・与能の観音様−
【 真言宗智山派 】
本尊 大日如来
真言:おんばざらだとばん
御詠歌:みほとけの ふかきちかいを たずねきて よしやよのうと きくもうれしき
- 芳賀町の中心は祖母井(うばがい)で、ここから与能(よのう)まで5キロあまり。
安楽寺からは福岡・給部・祖母井・上赤羽をへて五行川を渡ったところで川沿いに右へ、伝圃の中を700メートル行くと老樹林につつまれた観音寺がある。
僧・行基作と伝える正観世音菩薩立像(栃木県指定有形文化財、鎌倉時代)を奉安した観音堂は朱塗りの宝形造り三間四面、向拝の彫刻がすばらしい。
近在の人は虫切り、厄除、子育の霊験があらたかな「与能の観音様」と信仰し参拝者が絶えない。
左手には昭和四十八年再建の入母屋造り瓦葺、五間四面、ご本尊大日如来を奉安する本堂があり、左に庫裡と庭園がある。
寺伝によれば大同三年(808)僧・徳一の開創と伝え室町末期の大火で観音堂のみを残して堂塔を焼失し、後の文化二年(1805)に僧・学天が再興した。
心字の池・天然記念物「イロハもみじ」の大樹、板碑なども境内にひっそりとおさまっている。