第三十四番霊場
神戸山 慈眼寺(じげんじ)
【 真言宗智山派 】
本尊 十一面観世音菩薩
真言:おんろけいじんばらきりくそわか
御詠歌:かしまなだ うみにひびけり じひのてら いのるこころは なだかんぜおん
- 平成七年に寺のある大野村と鹿島神宮の門前街として発展した鹿島町が合併し鹿嶋市となった。
天平勝宝年間(749〜57)僧・満願により鹿島神宮の北方鬼門にあたるこの地に神宮の主祭神「武甕槌神」(タケミカツチノミコト)の本地仏である十一面観世音と大般若経六百巻を奉安する慈眼寺が創建され武将の信仰をあつめた。
そして「鹿島さまに参ったら観音さまに願かけよ」と鹿島神宮参詣後は裏参りと称し参拝者で賑わった。
この寺には毎年一月二十一日の大般若会の時に「ご神まわし」の行事が創建以来伝承されている。
若衆が家内安全、五穀豊穣、大漁を祈願して町内の家々をまわる。
千二百年あまりの伝統行事が今もなおいきている。
寺は国道沿いの一段下がったところにあり、入母屋造り、銅葺の本堂、その右手前に新築の大師堂・客殿・庫裡と連なる。
太平洋の潮風がここちよくあたり磯の香りが境内に漂っている。