第三十五番霊場
照井山 善應寺(ぜんのうじ)
【 真言宗豊山派 】
本尊 大日如来(胎蔵界)
真言:おんあびらうんきゃん
御詠歌:かぜきよく あかるくまなべの だいしそん まいりねがわん よきこたえをば
- 鹿島の大野から土浦へは国道51号線と354号線を経て霞ヶ浦大橋から土浦の真鍋へ。参道石段を登り山門を入ると正面に入母屋造り瓦葺、六間四面の本堂がある。
ご本尊は大日如来。
記録や史料などからして、寺の創建は室町以前と推察される。
その後、鬼門除けの祈願寺として土浦城主土屋数直が再興している。本堂左手前の観音堂は寛文十一年(1671)に建立され、貞享二年(1685)と寛政十二年(1800)の災火で焼失したが、文化十一年(1814)に再建されている。
このお堂の下の照井は寺の山号にもなった弘法大師ゆかりの井戸で「臼井鏡井」とよばれ、水戸街道を通る旅人の喉をうるおし、土浦城中の飲料水や灌漑用水にもなった名高い井戸で日でりでも水量は減らなかった。
この寺からは万葉法師といわれた康哉や幕末尊王倒幕運動に携った佐久良東雄(良哉)が出ている。