第三十八番霊場
太光山 新長谷寺(しんはせでら)
−八町観音寺−
【 真言宗 】
本尊 十一面観世音菩薩(長谷型)
真言:おんまかきゃろにきゃそわか
御詠歌:みほとけの めぐみあらたか しんはっせ いちょうだいじゅの よよにかがやく
- 「八町観音」とたづねればすぐわかる、と住職幡谷師がいわれていた通り、道行く人は親切に寺までの道順を教えてくれた。
結城からは岩井方面へ向かい菅の谷(すげのや)の国道125号と交叉する100メートル手前を左に折れ一キロほど入ったところ、田圃の中に樹齢800年の銀杏の老樹におおわれ、銅葺朱塗りの四間四面の観音堂がある。
境内は菊やボタンなど四季の花が咲き参拝者を心なごませてくれる。
ご本尊は十一面観世音(手に錫杖をもたれた長谷寺系の尊像)。
寺伝によれば貞永元年(1232)の開創でご本尊は結城朝光の守本尊で運慶作と伝えている。
当時は地名の由来になった八町歩と二十一ヵ寺の末寺を有し、堂塔伽藍も整い寺運は盛んであったが、2度の災火でご本尊は難を免れたものの観音堂と鐘楼堂、宝篋印塔を残して他のすべてを失った。
平成十年入母屋造り瓦葺、大唐破風付向拝の重厚な平成の大本堂が再建された。
境内には弘安六年(1283)の板碑・仏足石もある。