第四十番霊場
壽亀山 自性院(じしょういん)
【 真言宗智山派 】
本尊 不動明王
真言:のうまくさまんだばざらだんかん
御詠歌:あしあとを たずねてここに またてでら こころのこまに たづなゆるして
- 平安時代の中ごろ、平将門が本拠をおいた地として知られる岩井。
その将門を祀る国王神社の東方、1キロほどに寺はある。
永光寺からは国道125号で菅谷(すぎのや)交差点までもどり、岩井方面へ折れて14キロほど行き、弓田(ゆだ)より弓馬田(ゆまた)小学校東側の通りを、馬立(またて)方面へ進み1キロあまり信号手前、右手が自性院。
境内は巨木の森に包まれており、昼なお暗い参道を進むと、江戸時代建立の壮大な本堂がどっしりと腰をおろしている。
ご本尊は不動明王。寺伝によれば創建は定かでなく、その後永正十三年(1516)僧・安智の中興開山と伝え、末寺数ヵ寺を有し、檀林寺として密教の学問所でもあった。
そのころは豪荘な本堂をはじめ、山門・地蔵堂・大師堂・観音堂・弁天堂の諸堂があり大伽藍を整えていた。
本堂欄間には江戸本所、長坂猪之助友恒作の龍と迦陵頻伽(かりょうびんが)の彫刻、外陣天井に田川一嵩の描いた墨絵の鳴龍がありいずれも見事なもの。
境内には大師堂もある。
この寺は猿島(さしま)坂東観音霊場第二十六番の札所にもなっており、巳年春のご開帳には近隣より多くの巡拝者を迎えにぎわう。