第五十五番霊場
山王山 円如寺(えんにょじ)
【 真言宗智山派 】
本尊 大日如来
真言:おんばざらだとばん
御詠歌:ありがたや ふさのせいちの えんにょでら にょらいたまひし ひびのしあわせ
- ふたたび久留里街道(国道410号)を久留里の街中へ向かい、途中山沿いを左へ700メートル入ると鵜山の中腹に寺はある。
参道を登りつめたところに簡素な仁王門があり、山を背にして入母屋造り瓦葺の本堂がある。
昭和三十三年台風による裏山崩壊で本堂は全壊し、昭和六十二年の再建。
本堂左に薬師寺、右に客殿・庫裡(納経所)がある。
寺伝によれば神亀二年(725)僧・行基が薬師如来を造顕して入定寺を創建し、後に慈覚大師が山王権現を移遷したり源頼光・頼朝などが祈願して寺は盛んであったが元弘・建武の兵乱で荒廃し、応永二年(1395)僧・円如(教慶親王)が壮大な伽藍を再建し円如寺の開山となり、僧・慶円は朱印・高札を得て現在地へ移建し真言宗に改めた。
元禄十年(1697)には僧・運雄が再興している。
裏山に「やすらぎ遍路道」のミニ霊場がある。
住職竹井道治師は八十八霊場開創を機縁に桔梗「友の会」を結成し巡拝している。