第六十一番霊場
甘露山 清徳寺(せいとくじ)
−融通大師−
【 真言宗大師派 】
本尊 大日如来
真言:あびらうんけんばざらだとばん
御詠歌:なむだいし だいひのちから いただきて かんろのやまで りやくさずかる
- 大山をあとに伊勢原から愛川に向かって山沿いの県道63号線を北へ、途中、西富岡・千頭橋際・桜台・箕ノ輪を経て三増へ。
谷戸にさしかかると右前方の緑におおわれた小高い山に清徳寺がある。
永禄十二年(1569)甲斐の武田信玄と北条氏照・氏邦が戦った地でもある。
山門入口に樹齢800年を超えた菩提樹があり、参道三十三の石段を登りつめれば入母屋造り銅葺、間口九間、奥行7.5間の本堂があり、弘法大師作と伝える大日如来、脇士に僧・行基作の十一面観世音と弘法大師(融通大師)が奉安されている。
寺は応徳元年(1084)僧・真海によって開創され、文亀二年(1502)僧・珍算が再興している。
かつては古義真言宗の関東法談所三十六院の一つに数えられ別格本山である。
この寺は一般に「融通大師」で知られ、お大師さんがどんな融通でも必ずかなえてくださることから庶民が信仰することになった。
境内の鎌獅子(獅子頭)宮は厄除の霊験がある。