第六十四番霊場
岩子山 千手院(せんじゅいん)
【 真言宗豊山派 】
本尊 千手観世音菩薩
真言:おんばざらたらまきりくそわか
御詠歌:せいがんも たかきいわごの かんぜおん りゃっこうふしぎの けんぶつときく
- 八王子をあとに国道16号で相原を経て町田街道へ入り根岸から柿生方面へ向かうと鎌倉街道との分岐の手前に岩子山があり、小高い山の中腹に千手院がある。
参道の石段を登り山門を入れば、入母屋造り瓦葺の本堂、右に客殿・庫裡・左に弁天堂・鐘楼・岩子会館が緑の山を背にコの字型に建ち並ぶ。
壮麗な美しい伽藍といえよう。
寺伝によれば聖武天皇(724〜49)のころ僧・行基によって開創され、たびたびの兵火で堂宇を焼失するが、天正年間に僧・恵満が再興している。
その後学僧たちの修行の場となり、寺は盛んであった。
昭和四十七年再建の本堂に奉安の修行大師像は天保五年(1834)四国より流れ着いた等身大の尊像で、脇士に白衣観音と毘沙門天を、また、奥ノ院には十一面観世音と文殊菩薩が奉安されている。
この寺は多摩新四国霊場第十二番、武相観音霊場六番の札所になっている。