第七十九番霊場
龍王山山 雨寳寺(うほうじ)
【 真言宗智山派 】
本尊 不動明王
真言:のうまくさまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん
御詠歌:くもりなき そらもとっこに なれなれて むらさめもふる りょうのやまかな
- 江戸時代の中ごろ法力のある空識(賢秀)上人がおり、加持祈祷によって人々の苦悩をよく聴き、それぞれの願いをかなえ、その徳を慕われた。
旱魃で苦しむ農民のために雨乞いの祈祷をして雨を降らせ救ったこともあった。
「竜王山」の「竜」は恵みの水、寺名の「雨宝」は慈雨を意味するといえよう。
この空識上人こそ五代住職賢秀であった。
いまも眼や耳の病で悩む人は、上人の墓前で祈れば癒されると信じ参拝している。
寺伝によれば、もとは騎西町の龍華院の末寺であったが、創建については不詳。
江戸中期あるいはそれ以前といわれ、現存の本堂は六間半と五間、瓦葺で大正十三年の再建。
ご本尊は不動明王。
境内に聖徳太子を奉安する太子堂がある。
また、庭園「青龍園」や茶室「知足庵」もあり、心やすらぐ霊場といえよう。
かつてこの地は青柳村という小村であったが、交通の便のよさと東京に近いため、寺の周辺も住宅や工場が建ち、都市化している。