第八十番霊場
愛宕山 南蔵院(なんぞういん)
−ろくさん除けの寺−
【 真言宗智山派 】
本尊 不動明王
真言:のうまくさまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん
御詠歌:ふくじゅとぞ なんぞういんに みちみちぬ ひらいてうけよ よものたびびと
- 岩槻と館林を結ぶ国道122号は菖蒲を抜けるが、国道沿いの宮本から星川を渡ったところが新堀。
田園と梨畑がひろがる農村地帯で、集落の中の老樹におおわれたところに南蔵院はある。
山門から境内へ入れば左に愛宕大権現と山王大権現の小祠。
薬師堂・観音堂、右に鐘楼があり、正面に間口六間瓦葺の本堂がある。
大正三年の災火で焼失し、その後に再建されたものでご本尊は不動明王。
近在の人たちは「ろくさん除けの寺」と信仰している。
「新編武蔵風土記稿」では都ヶ崎村吉祥院末、中興開山は天和三年(1683)に入寂した僧・快印とあるが、寺の創建については不詳。
樹齢数百年の樒(しきみ)や椨(たぶ)の老樹が寺の歴史を伝えているようだ。
この附近は古くから「うどん」が名物。地粉でつくられた味自慢、ぜひと住職青木師はすすめる。へんろの道も八十番までたどれば結願まではわずか。気をゆるめず「うどん」でも味わって次の札所へ。