第八十五番霊場
光福山 長善寺(ちょうぜんじ)
【 高野山真言宗 】
本尊 大日如来(金剛界)
真言:おんばざらだとばん
御詠歌:よろずよの ねがいをここに まんがんし ほとけのちかい たのもしきかな
- 一本のへんろ道(国道140号)に三ヵ寺の札所があり、その間もわずか。
正福寺より長善寺までは8.2キロ。
寺は国道バイパスから旧国道へ入ったところにある。
古くから養蚕や植木・花・花卉などの盛んなところで最近はフクジュソウの産地として知られている。
境内には四季を通じ花々が色を添え、花園の地名にふさわしく、遍路の心もなごむ。
天正十八年(1590)前田利家らの猛攻で鉢形城は落城し、城主氏邦の三男光福丸は小前田に落ち、慶長四年(1599)13歳で病没し、その菩提にと翌慶長五年(1600)創建されたのが長善寺であった。
後に災火で堂塔は焼失したが、寛保三年(1743)本堂が再建され、安永七年(1778)楼門が建立された。この門は幸田露伴の「秩父紀行」にも記されているけれど41年の台風で失いその面影はない。
ここ花園から特別霊場・西光寺へは荒川の上流を目ざして川沿いに国道140号で秩父盆地へ入る。