第八十八番霊場
聖天山 歓喜院(かんぎいん)
−妻沼(めぬま)の聖天(しょうでん)さま−
【 高野山真言宗 】
本尊 大聖歓喜天
真言:おんきりくぎゃくうんそわか
御詠歌:おおとねの みずゆたけしと めぬまなる かみのめぐみの つきぬとうとさ
- 関東の長いへんろ道もここで終着になる。
道中さまざまな体験を重ね、いずれも大師によるはからいと感じ、ただ有難さのあまり合掌の気持で歓喜院の貴惣門の前にたどり着く。
華蔵寺からの14キロの道は足どりも軽く心満ちてすすむことができる。
本堂までには三つの門がある。
二つ目は中門(四脚門)三つ目に仁王門をくぐる。
十善戒をまもり精進したか、三重のチェックをされるようで緊張しながらご本尊大聖歓喜天を奉安する本殿へ。
寺伝によれば治承三年(1179)斉藤別当実盛が領地長井荘の総鎮守として持仏の歓喜天を安置し開創した。
斉藤実盛は武人として知られ、老いの身ながら白髪を染め奮戦したことなど「源平盛衰記」や謡曲、歌舞伎などで知られている。
後の建久八年(1197)次男の実長(出家して僧・良応)は本殿を現在地に移し、別当の歓喜院長楽寺(本坊)を創建、大本尊「御正体錫杖頭」(国重文)を奉安している。