特別霊場
五智山 總持寺(そうじじ)
−西新井大師−
【 真言宗豊山派 】
本尊 十一面観世音菩薩・弘法大師
真言:おんまかきゃろにきゃそわか
御詠歌:おもいたつ こころひとつを ともとして だいしのみあと おがみそめぬる
- 天長(824〜33)のころ弘法大師は東国を巡錫し、この地で悪疫流行に苦しむ多くの人々を救わんと十一面観世音を造顕し、一宇を建立して奉安した。
そして二十一日間祈祷したところ浄水が涌き出て病はたちまち平癒した。
これが寺のはじまりで西新井の地名もこの霊泉からつけられたという。
以来数度の災火に遭ったが尊像は難を免れ「厄除・火伏の大師」と信仰された。
江戸時代の慶安元年(1648)徳川家光から二十石の朱印を受け、元文二年(1737)吉宗が参詣し広く信仰を集めた。
昭和四十一年の災火の際も、ご本尊十一面観世音と弘法大師は無事で、昭和四十六年に壮大な本堂が再建された。
賑やかな門前街へ入り江戸後期の山門を入ると正面に大本堂(遍照殿)、参道左手に塩地蔵・三匝堂・六角堂・奥ノ院、右手に鐘楼・光明殿・八角堂・宝照殿など諸堂がある。
寺宝に平安時代の鋳銅刻画蔵王権現(国宝)絹本着色弘法大師像(国重文)など数多くある。
この寺はぼたんの名所で「西の長谷寺・東の西新井」とよばれ境内に百種・4500株があり、四月上旬の花まつりから五月にかけて開花し、観音さまの慈悲の笑みを浮かべるごとく豊麗優雅な美しい姿で遍路の心を楽しませてくれる。
大本堂の外陣に納経所がある。