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【 真言宗智山派 】
本 尊:千手観世音菩薩
真 言:おんばざらたらまきりく
御詠歌:ふだらくは よそにはあらじ なごのてら きしうつなみを みるにつけても
寺院紹介
房総半島の南端にある館山市の中心から北へ3㎞ほどの那古山の中腹に位置する古刹で、坂東三十三観音霊場の結願所でもある。本坊・客殿から続くなだらかな坂を登って仁王門を入ると鐘楼堂・阿弥陀堂・多宝塔(県有形文化財)、その先に享保17年(1732)建立の朱塗り入母屋造り、瓦葺の本堂(観音堂)がある。いずれも元禄の大震災後の再建である。
寺伝によれば養老元年(717)、僧・行基が海中より霊木を得て、千手観世音菩薩を造顕し奉安したのがはじまりである。後に慈覚大師が訪れ修行をした記録も残されている。源頼朝公は当寺で平家追討の祈願をし、霊験に感謝して建久年間(1190~99)に七堂伽藍を建立した。後に真言密教の道場になり、千葉氏、関東公方足利氏、里見氏が帰依し、徳川幕府から援助を得て寺運は盛んであった。
ご詠歌にあるように鏡ヶ浦を眼下に美しい弓なりの砂丘に、ゆるやかに寄せる白波がいかにも穏やかで、まさに補陀落世界が目前にひろがる。
アクセス
JR内房線那古船形駅下車徒歩8分
駐車場
無料 普通30台 大型可
タクシー
久留里タクシー 0439-27-3146
御手洗
公衆トイレあり
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